コラム

コラム

~ 界面活性剤による洗浄性質の「落とし穴」うさぎの耳で実証 ~

界面活性剤は食品として利用されている物から、一般家庭用のシャンプーや洗浄剤、強い作用を持つものになると生物を死滅させる除草剤にまで、強度・有害度は様々ですが幅広く利用されています。

気になるのが「人体にどのような影響があるのだろうか?」ですが、まずその性質を簡単に説明します。

水と油は反発して混ざりませんが、界面活性剤はその表面張力というバリアのような性質を無くして浸透させる性質があります。
なので、こびりつく油汚れを水と一緒に洗い流すことができるのでさまざまな洗浄剤に利用されています。

しかし、混ざるのは油汚れにだけなのでしょうか?

ある実験ビデオでウサギの耳に洗剤を塗り、しばらくしてウサギの血液を採取したところ、界面活性剤が検出される事を実証していました。
つまり、界面活性剤は混ざらない水と油のゲートを開くだけではなく、生物の皮膚のゲートまで開き体に侵入する性質が明らかになったのです。

さらに防腐剤などの添加剤なども、界面活性剤によって皮膚深くに浸透してしまいます。

強度はさまざまですが洗浄力を生み出すほどの界面活性作用をどうみるかは消費者が一度立ち止まって考える必要があるかもしれません。

石油系由来の強い界面活性剤が使用されたシャンプーなどの洗浄剤は、よくないと一般にも知れ渡ってはきていますが、その性質を知っている人は多くはいません。
よって【界面活性剤の性質】とは【体に侵入する性質】もあると簡単に認識してください。
植物油由来だから安心か?それはどのくらいの強さの界面活性作用があるのか?
皮膚を通じて体内に入り込む性質や、他の成分までも皮膚に浸透残留させる性質があるため、得体の知れない添加物の成分がしっかり落とせているのかも重要になります。

それを知らずに使い続けるとコラム【アトピーで悩む方こそ守られている!?実感がない故の恐怖】で説明されている通り、実感がないためにヒトの健康を蝕む可能性にあるような「落とし穴」に落ちるかもしれません。


カテゴリーColumn Category

ページの先頭に戻る