コラム

コラム

~ アトピーで悩む方こそ守られている!?実感がない故の恐怖 ~


敏感肌の方は苦痛や不快感を覚えるため特に自分に合った製品に神経を注いでいると思いますが、特に敏感ではないかたは何を基準に考えればよいのか?
「私は洗剤によって皮膚トラブルがないから安いシャンプーやボディーウォッシュでもよい」という方が多いかと思いますのでコラム【界面活性剤による洗浄性質の「落とし穴」うさぎの耳で実証】で説明されている通り、「ウサギの耳に洗剤を塗り、しばらくしてウサギの血液を採取したところ、界面活性剤が検出される」事実を是非知っていただきたいと思います。

優秀な石鹸ですら界面活性作用で洗浄力を引き出しているため、成分が肌に触れることにより、一部は皮膚を通して吸収されているとも言われています。

そうなると、やはり洗浄剤に含まれる得体のしれない添加剤(成分)に注意するべきだとわかります。

そもそもシャンプーやボディーウォッシュの目的は、頭皮や髪の汚れを落としたり体を清潔にすることが目的でありますが、使用感・匂い・見た目を重視した仕上がりに誘導され、次第にそれが当たり前に感じている方が多いかと思います。

影響は少ないから大丈夫・・・果たしてそうなのか?

アトピーなど敏感肌の方は実際に洗剤の成分によっては皮膚トラブルが起っている事実が存在しています。

それが存在するという事は、皮膚トラブルの症状があるなしに、誰にでも確実に作用している事は明らかです。

よって大切な事は・・・下記の2点をしっかり把握した上で自身に合った製品をお選びすることです。

●多少、シャンプーに含まれる成分が残留し、それが更に雑菌を繁殖させてでも髪と頭皮にワックスするように補修成分などでコーティングしてより美しく魅せるのか?またアトピーを誘発させる成分が肌に深く浸透・残留させること理解したうえでもメーカーが謳う美しさや香りを手にするのか?

●洗浄することを最優先にして頭皮や皮膚環境を清潔に保つのか?


時には香りをつけたい、自然体では作れないようなワンランク上の髪や肌の美しさが欲しい・・・でもたまには頭皮環境を考えてリセット期間を設けたりしたい等、ご自身の目的にあった形で選ぶことが良いでしょう。


しかしながら・・・安心するのはまだ早いかもしれません。

界面活性剤が皮膚に対して起こす影響は説明しましたが、体内に取り込まれるとどうなるのかが問題であり、厚労省・環境省ではこのように言われています。

厚生労働省 >まだはっきりしたヒトへの影響はわからない。
環境省   >は界面活性剤の原料によっては内分泌かく乱作用(エンドクリン問題)への影響を示唆。

つまり、界面活性剤はヒトへの影響ははっきりしていない・・・でも体内には取り込まれており、もしかすると後々、肝臓などの臓器に蓄積され、さまざまな病気を引き起こす要因になることが否定できないのが現状です。

アトピーで苦しむ方は、成分が合わないというサインが現れる以上、普段から肌に触れる成分にこだわる傾向が強いため、必然的にエンドクリン問題を回避している方が多いと思いますが、皮膚トラブルのサインがない方はどうるのか・・・、しらずしらずに体内に有害となる成分が蓄積されてやすいのではないでしょうか?もちろん手遅れになる可能性も十分にあり得えます。
それはまさに実感がない故の恐怖と言えるかと思います。


カテゴリーColumn Category

ページの先頭に戻る